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こんなDVDを見た。

夏目漱石原作の10編の短編を、10人の映画監督たちが翻案してそれぞれ短編映画を作った。
文字通り十人十色で、幻想的なファンタジーあり、猟奇的なホラーあり、異界的なアニメあり、懐古的なモノクロありと、見事な共演であることだと思った。

しかし、当方の感覚からすれば、少々前衛的きらいのある映像世界やシナリオで、見ていて疲弊してしまった。自分には先進的な芸術を理解するための精神涵養がよりいっそう必要なのだろうと思い知らされた。

こんな夢を見た.

しとしとと雨が降る中,道端に車を停めて往来を見ている.
色を失った町並みと雨雲の下を,真っ白な傘がこちらに向かってくる.小さな傘の中から,どこか懐かしいような顔が車中の僕に向かって会釈をしてくる.
初めて会う人に違いはないはずだけれど,ドアを開けてエスコートするのが礼儀だと思って,ドアを開けて彼女を車の中に招き入れた.

「赤い車だから,すぐわかりましたよ」
と言われたけれど,なんだか気恥ずかしくて,携帯電話を取り出してケーキのおいしいお店を予約してそこに連れて行こうと思った.

30分もたたずに,僕は彼女のことが好きになってしまったようで,嫌われないように退屈させないように,べらべらと喋りまくった.

まだ名前も知らなかったので,尋ねてみると
「私には,3つの名前があるのです」
と,返事があった.
あまり問い詰めるのも失礼だと思ったので
「僕には,3つの人生があるから,おあいこだね」
と答えた.

今欲しいものは何かと尋ねると,
「正直いって,ミーは,あなたをペットにしたいです.次に,ミーの秘密を教えようと思います.実はミーは,不死身なのです.内緒ですよ.」
と,返事があった.
ペットになってもいいと思ったけれど,
「正直いって,俺は,君はかなりの変態だと強く感じています.次に,俺の秘密を教えようと思います.実は俺は,あなたが好きです! キャ!」
と答えた.

そう言うと,彼女はゴーバンズの "あいにきて I・NEED・YOU! " をニコニコと歌いながら近鉄の改札口に消えて行った.

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著者: 木公について

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