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驚くドクの右には弥勒菩薩がいる

広隆寺の弥勒菩薩像は、「世界三大アルカイックスマイル」の一つと呼ばれているそうだ。あとの二つは、ダ・ヴィンチのモナリザとエジプトのスフィンクス。
そんな、優しい微笑をたたえている弥勒菩薩が、映画『Back to the Future III』のセットの中に潜んでいた(写真中、向かって右側の肩の横です)。

1955年(主人公・マーティの両親が恋に落ちた時)、マーティーをタイムマシンで無事に帰還させて一安心していた科学者・ドクの前に、またしてもマーティが現われた(そうなった理由は2作目で語られる)。
ビックリ仰天して、慌てふためいて自宅のオルガンに衝突してしまう。そのオルガンに弥勒菩薩の面像が飾られていた。

最近、仏像ブームの渦中にある当方なので、見つけて嬉しくなった。

奈良県斑鳩町にある中宮寺を訪問してきた。
本堂の伽藍は1968年に作られたもので、古めかしい荘厳さはない。しかし、生垣と堀をめぐし、前後左右に均整の取れた柱や壁、大きくせり出した屋根は勇壮な感じを与える。普段、寺を見学しても建物にほとんど興味を示さない当方が、思わず見とれるくらいだから、その美しさに共感していただければと思う。

中宮寺・本堂

9月末だが、今日も20度台後半の気温があり、少々バテ気味になりながら、本堂にあがる。北壁以外の扉が全て開かれていて、本堂の中に涼しい風が吹き抜ける。真っ青な空の中に、アクセントのように配置される白い雲も清涼感を与えてくれる。

唯一扉のついていない北壁側には、本尊が奉られている。

太秦映画村のモニュメント。広隆寺の弥勒菩薩をモチーフにしている京都市の広隆寺にある「弥勒菩薩半跏思惟像」は、日本の国宝第一号に指定されており、そのスジではちと有名。
右手を顎にそっと沿え、優しい顔をしている優美な仏像としてかなり有名(右の写真は、それをモチーフにしたモニュメントで、太秦映画村にあった); 本物は画像検索してみそ)。

弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつ・はんか・しゆい・ぞう)というヤヤコシイ名称でもある意味有名。
「弥勒菩薩」とは、56億7千万年後に現われて衆生を救う予定になっている修行者。「半跏」とは、一方の足を下げ、もう一方をその上にのせるポーズ。「思惟」とは懸命に考えること。「像」とは何かの形をまねて作ったもの。
つまり、「弥勒菩薩半跏思惟像」とは、弥勒菩薩が将来衆生を救うための方法を一生懸命思案している姿をかたどった人形であるということができる。

超有名仏像なので、一度見てみようと思って、京都市太秦にある広隆寺を訪問した次第。

広隆寺・楼門

京福電気鉄道嵐山本線(通称「嵐電」)の「太秦広隆寺駅」で降りれば、門まで徒歩30秒(赤信号にひっかかると2分くらい)。嵐電は路面電車であり、もの珍しくもあり、それがまた楽しい。


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著者: 木公について

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