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今年の1月から3月にかけて、コント仕立てで理論経済学の基礎を解説していたNHK教育の番組『出社が楽しい経済学』が、2009年8月5日に「特集・金融危機を斬る」として放送されるらしい。

このシリーズは初学者を飽きさせないようにアトラクティブな演出に徹しながらも、重要な概念を分かりやすく説明してくれていたので、alm-ore的お薦め番組の一つ。
ぜひご覧下さい。
NHK総合だから気をつけろ

なお、DVDブックの1巻も7月30日に発売になるとのこと。
3話収録(90分)で、「サンクコスト」「機会費用」「比較優位」の3本立て。

1949年以降の日経平均株価(各年の終値; 2009年は6月10日の終値; 日経平均プロファイルより)の推移をグラフにしてみた。
ついでに、回帰曲線も書いた。

1949-2009年の日経平均株価推移

このグラフを見ると、やっぱりバブルって凄かったんだなぁとため息が出てくる。僕は中学生くらいだったから、あの時代が良かったのか悪かったのか、あんまり実感はないんだけれど。

しかし、日経平均株価が4万円に届かなかったのは、なんか惜しい感じ。もう一歩だったのに。

NHK教育「出社が楽しい経済学」(土曜23時)を見て楽しめる人は、中西大輔『決める: 意思決定の心理学』を読んでも楽しめると思う。

出社が楽しい経済学は、人々がいろいろな思惑に従って物事を進めるのだが、それが経済学的合理性にのっとってるかどうかというのを寸劇でオモシロくかつ飽きないように見せる工夫をしている。そして、毎週テーマを一つに絞って、簡潔に経済学の概念を説明してくれる。

この番組で取り上げられているような内容は、必ずしも(過去の)経済学のメインストリームではなく、どちらかというと心理学との学際領域で昔から扱われてきた分野。
本書、『決める: 意思決定の心理学』は、その学際領域を心理学側から眺め、NHK教育の番組並みに簡潔にわかりやすく説明してくれているガイドブック。
#さすがに、寸劇はない。


某読者から、出社が楽しい経済学っつー番組があることを教えてもらった。

出社が楽しい経済学ってテレビ。今日は比較優位。初回は埋没コスト、来週はインセンティブだって。


その時運転中だったので、ケータイ電話のワンセグで音声を聞いていただけだけれど、ほどよくマジメかつ軽いコント仕立てでイイ感じだった。
来週からレギュラーで見る所存。
本も出ているらしい。

【放送時間】
・NHK教育 土曜日 23:00 - 23:29
・NHK教育 木曜日 0:45 - 1:14 (水曜深夜)
・NHKBS2 土曜日 5:00 - 5:29

ポール・クルーグマンが今年のノーベル経済学賞を受賞したということで、数年前に買ったきり読まずに放置されていた『良い経済学 悪い経済学』を読んだ。

本書を貫くメッセージはとてもわかりやすい。当方の言葉でまとめるなら
「"経済のグローバル化によって、激しい競争に巻き込まれ、多くの人が疲弊する" と世の人々は思い込んでいるけれど、それは誤り。」
ということ。
自由貿易を進めることで多くの人の暮らし向きは良くなるし(リカードの「比較優位理論」に基づく当たり前の結論)、発展途上国の安い労働力に職を奪われるという懸念も杞憂であり無視しうるほど小さい影響しかない(対GNP比で見れば、発展途上国からの輸入分は微々たるもの)というのが、クルーグマンの見解。

日常的で身近な例をミクロ経済学の視点(特に、インセンティブの概念を強調する)から説明する本が、近頃たくさんでいているし、僕もたくさん読んだ。
『ヤバい経済学』だの、『まっとうな経済学』だの、『こんなに使える経済学』だの。

最近、中島隆信の『これも経済学だ!』というのを見つけた。
「どんだけ雨後の筍なんだろう。柳の下にはそんなにたくさんのドジョウがいるだろうか。ていうか、もう食傷気味じゃね?」
などと思いつつ、まぁとりあえず、比較検討の意味でも読んでみることにした。

ところが、最初のネガティブな印象とは裏腹に、読んでみたらフツーに面白い。

取り上げられている "日常的で身近な例" は主に3つの分野。
1. 伝統文化 (大相撲、将棋、落語などなど)
2. 宗教 (檀家制度と新興宗教の適応戦略の違いなど)
3. 弱者救済 (特に、身体障害者)

基本的な視点は、競争市場と独占市場との対比で世の中を見る視点。

アンソロジーは目次が命 - 書評 - こんなに使える経済学 (404 Blog Not Found)で知ったのですが、

本書「こんなに使える経済学」は、「経済学的思考のセンス」の大竹文雄をはじめとする大阪大学の経済学者一同が週刊エコノミストに連載していた「よく効く経済学」を加筆修正の上一冊の本にまとめたもの。

という新書が出たらしい。

最低賃金は、労働者に最低限の生活水準を補償するために設けられている制度。
しかし、賃金単価が上がることで企業は労働者を雇いたくなくなるので、失業が増える。
また、今すぐ働くことのインセンティブが高くなる。つまり、教育を受けて将来高い賃金を得るように努力するよりも、最低賃金法のオマケが付いた賃金を今すぐ貰ったほうが良い。だから、職業訓練を受ける人が少なくなり、非熟練者が増える。

さらに、こんな問題も。

最低賃金労働者のすべてが、家族を貧困から脱出させようと努力している所帯主であるわけではない。実際、最低賃金を稼いでいる人のうち、所得が貧困ラインを下回る過程の人間は3分の1未満である。彼らの多くは、余分に支出するお金が欲しくてパートタイムの仕事で働いている中流階級の家庭の若者なのである。

『マンキュー経済学: ミクロ編 (2版)』 p.169

一律に最低賃金を決める(中流階級の最低賃金も高まる)よりも、所得の少ない人に政府が補助金を与える(本当に生活できない人だけを助ける)のが、より良い方法だ。

まずは、僕のマンキュー経済学ノートの見取り図として、教科書の目次を掲載しておく。

このリストを眺めながら、全て読み終えたときに僕がどれだけの知識を手に入れているかを想像し、ニヤニヤしている。

『マンキュー経済学 ミクロ編』の1章を読み終わった。

p.21に「本書の読み方」というコラムがあって、以下のように書かれている。

昨夜の記事で、経済学者のクルーグマンが自身のブログの中で『ハリー・ポッター』の登場人物であるトビーをネタにしていることを紹介した。

世界でもの凄く売れているという経済学の教科書があり、そのおかげでクルーグマンと肩を並べる経済学者としてマンキューがいる。
#クルーグマンの教科書ではなく、マンキューの教科書を買ったことも昨夜書いた。

マンキューの教科書でも、やっぱり『ハリー・ポッター』が小ネタとして登場。

経済学者 Paul Krugman のブログを見つけた。

米タイム誌が選んだ今年のパーソン・オブ・ザ・イヤーについて私が唯一知っていることは、ロシア国内のあちこちで囁かれていたこんな噂についてのみである:
大統領とドビー(『ハリー・ポッター』の屋敷しもべ妖精)には、とある共通点が存在している。

プーチンとドビー

"Man of the year" by Paul Krugman


僕は彼の本は読んだことないんだけれど、ポール・クルーグマンと言えば現代のトップ経済学者の一人ですよ。
それなのに、それなのに、なんだよこのオフザケ・ネタは。天下の New York Times のサイトにあるのに。
少なくとも、これだけ見たら、alm-ore とそんなに程度がかわらねぇじゃねーか。
(もしくは、某似てるもの評論家)
もっとオトナになれよ、ポール。

先ほど、近所のジョイフルでチーズハンバーグに納豆ご飯という、なんだかよく分からない組み合わせで夕食をとっていました。
溶けたチーズの糸と納豆の糸が渾然一体となって、なんとなく気持ち悪いなぁと思いながらも、『まっとうな経済学』の3章"完全競争市場と「真実の世界」"あたりをつらつらと読んでいました。

経済学者ケネス・アローの定理が紹介されている部分にさしあたった。
しかし、著者のティム・ハーフォードの原文が悪いのか、訳者である遠藤真美の訳文が悪いのか、単に僕の頭が悪いのかよく分からないが、よく分からないなりに、この3つの可能性は後ろに行くほど蓋然性が高いのだろうなぁと想像しているわけですが。
とにかく、アローの所得再配分の話が面白そうで重要そうなところまではわかったのだが、中身はさっぱり意味が分からなかったのです。

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